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麻生副総理の笑顔で釣られ笑いするアルバムブログ


by floppy_smile

「自信」の二文字を手に入れます

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2月24日、ホワイトハウスにて。

1. 2月26日(木曜日)(現地時間同日)、ヨルダン川西岸のラマッラにおいて、我が方近藤哲史対パレスチナ暫定自治政府日本国政府代表事務所長と、先方ファイヤード・パレスチナ暫定自治政府首相兼財務庁長官(Dr. Salam Fayyad, Prime Minister/Minister of Finance)との間で、9億円のコミュニティ開発のための無償資金協力「ヨルダン川西岸地域学校建設計画」(the Project for Establishment of New Schools in the West Bank)に関する交換公文の署名式が行われました。

2. 本件計画は、イスラエルと共存共栄する「パレスチナ国家」建設に向けた中長期的取組として日本が提唱している「平和と繁栄の回廊」構想の一環として初等・中等教育の就学者数の急増に対して学校施設が不足しているヨルダン川西岸地域において新たに5校の学校(約70教室)を建設するものです。

3. 本件協力により、同地域の約2,600人の生徒が授業を受けることができるようになります。


外務省/2月27日パレスチナ自治区に対する
無償資金協力(ヨルダン川西岸地域学校建設計画)に関する交換公文署名式について 強調引用者

 イスラエルの建国は、農業の成功から始まりました。イスラエルにできたことは、パレスチナにもできなくてはならぬでしょう。果物やオリーブは、西岸地区に今よりもっとたわわに実らねばならぬのです。

 そのためには、用水の面でまず域内の協力がなければならず、また最終製品は一大消費地である湾岸諸国へ向かうのだとすると、ヨルダンを抜けていくしかありません。

 というわけで、イスラエル、ヨルダンという関係国と、パレスチナとは、いやでも回廊をつくり、協力するよう迫られます。

 …実は「平和と繁栄の回廊」構想は、そこに最大の狙いを込めております。つまり日本が旗振り役となり、全員に汗をかいていただく。その結果、共同作業の体験と実績を通じ、地域の人々は、中東において最も高価な資産を獲得するのであります。「信頼」という財産です。

 しかも農業の振興とアグロ・インダストリアル・パーク成功の暁、パレスチナの若者は、就業機会に加え、「やればできる」という手応えを獲得します。「自信」の二文字を手に入れます。

 わたしどもアジアに生きる者、この二文字を獲得し、楽観主義者となったとき、みなテイクオフ致しました。その達成感を、彼らにも感じてほしい。わたしどもの見るところ、それに勝るテロへの免疫はありません。「楽観的自信家のテロリスト」というようなミスマッチのシロモノがいたら、会って見たいものであります。


 得てして混乱や悲劇の別名となることの多かったウエストバンクを、逆に安定の極、サクセスストーリーの代名詞とできたなら、良い意味での「乗数効果」はいかばかりかと期待できます。

外務省/平成19年2月28日 麻生太郎外務大臣 わたしの考える中東政策 強調引用者




ヨルダン、フルーツジューススタンド
写真素材 PIXTA
(c) ししまる写真素材 PIXTA


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by floppy_smile | 2009-03-02 14:25 | 外交で