日本から融資した金はまだ1ドルも使われていません
2010年 04月 18日
(Getty Images by AFP/Getty Images)
少なくても我々は、全てカンペキだったと申し上げるつもりはまったくありません。反省すべきところは大いにあります。しかし、少なくても日本の周辺が、なんとなくキナ臭い論調のなかにあって、同盟国との信頼を失わせるなんてことは一度もありませんでしたよ!
また景気対策にしても、少なくとも、あのリーマンショック、たぶん後世学校の教科書に載るような、あの(聞き取れず)にあっても、11月、ブッシュ大統領の要請で、電話が何回かかかってきて、「やろう」と。「金融だけのサミットをやろう」というときに、世界中混乱してるなかに、亡くなられた中川昭一財務担当大臣・金融担当大臣ともどもアレに出席して、ここは混乱している世界の中において、日本はいま金融でさほど混乱しているわけではないのだから、国際金融機関IMF"に"、IMF"が"じゃありませんよ、IMF"に"、融資しよう、10兆円融資、融資ですからね、やるんじゃありませんよ、融資、貸すんですから、貸すだけの金利が頂戴できるじゃないですか、そんなに悪い話じゃない。
しかし、世界中は、「おお、10兆円入るのか」と。「1000億ドル入るのか」と言って、IMFから金を借りなければ、今の資金繰りができないと思っていた国々は、あれを聞いて一挙に「おお」と安心し、落ち着いてきて、今年に入ってからは間違いなく世界で、……落ち着いてきた昨年の春には、アメリカも10兆円、EUも10兆、合計30兆円の金があそこに入って、結果としてあの日本から融資した金はまだ1ドルも使われていません。
すなわち、あの日本の決断が、結果として世界の金融恐慌と言われる状態を救ったんだという点に間しては、世界の評価は極めて高い。我々はこの点に関して間違いなく日本の経済対策・金融対策というものは、確実にその成果をあげたと。
いま、なんだか知らないけど、社会主義的に子供には全部26000円、だっけ? 「26000円ずつあげます」、ねえ。
海外に……日本に働きに来て、自分の国に子供が5人10人いる人にも全部あげます。しかし、自分の子供を日本において、海外に働きに行っている日本人の子供には(お金は)いきません。オカシイと思わん? どう考えてもオカシイよ。僕は、こういった形がオカシイという声が出ない皆さんの方がオカシイ。僕は、ホントに、怒らないかないといかんと思います。こんなもんは、しかもその場限りの話じゃない。コレ、ずーっとやる、毎年そのために、26000円ずつやるために5兆円から5兆5000億かかります、それだったらもっと有効にやれる方法はあるんじゃありませんか。高校生に授業無料化するんだったら、それよりもっと安いお金で、小中の給食を無料化した方がよっぽどより効果がデカイと思いません?
こういった声をハッキリ言うのが自由民主党という野党にとっては、一番大事なところだと思っております。
youtube/20100414-麻生太郎(為公会パーティー挨拶) 4:13~ 抄
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