麻生副総理の笑顔で釣られ笑いするアルバムブログ


by floppy_smile

おたくらが政治と軍事でやろうとしたことを、俺たちは経済でやるんだ

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8月2日、名古屋市中村区にて。(産経新聞)

宗教や民族の対立と言う問題は根深いとよく言われます。確かに否定できない問題だけど、対立の原因はそれだけじゃない。たとえば、南米にチリという国がある。日本にも最近はチリのワインがたくさん輸入されてますよね。あれはユダヤ系チリ人が頑張っているんです。チリにはユダヤ系チリ人のコミュニティがある。それからパレスチナ系チリ人のコミュニティがある。そして、この二つのコミュニティはすごく仲がいい。パレスチナ人とユダヤ人が仲が悪いなんてのは嘘で、現実問題はみんなちゃんとその場でうまくやっているわけですよ。パレスチナが上手くいっていないのは、経済問題があるからなんだよね。それで一年かかったんだけど、パレスチナとある合意に達したんです」
(略)
「日本が灌漑の方法も教えるし、農業の技術指導もするから、パレスチナの人たちに農業をやらないかと持ちかけたんです。イスラエルの現在があるのは、キブツという例の農業集団による成功による部分も大きいわけですから。同じ気候、同じ風土で、ユダヤ人に出来たものが、イスラエル人に出来ないはずはないと言ってね。作った野菜に外国に売って外貨を稼ぐには、輸出ルートの確保もしなきゃいけない。イスラエルを通じて貿易はしたくないだろうから、反対側のヨルダン渓谷を抜けていくにはヨルダンの了承も必要だろうというんで、最終的にはイスラエルの元首相シモン・ペレスさんと、パレスチナの交渉局局長、それからヨルダンの元外務大臣の3人に日本に来てもらって、丸二日かかったけど合意を成立させました。イスラエルにはこのオペレーションがうまくいくように、とにかくこの話には是非協力してほしい。少なくとも邪魔さえしなきゃいいんだけなんだってことを理解してもらった。ヨルダンには、ヨルダン渓谷を通って野菜を輸出するから、交通網を確保して欲しい。道路は作ってもいいからという話をしたんです。ヨルダン渓谷は地中海性気候だから、トマトやら何やら、いろんな売れ筋の野菜ができる。湾岸諸国にもヨーロッパにも輸出できるだろうし、日本だってイタリアンレストランなんてやたら地中海から野菜を輸入してるからね。とにかく最初は小さく始めようってことで、4者が最終的に合意したんですよ。普段は物静かなシモン・ペレスが交渉が終わって握手したあと、もうえらく喋ってましたからね。イスラエルにとっても、これはいい話なんですよ」
 ある統計によれば、パレスチナの失業率は24%にも上る。テロの最大の原因は、絶望と貧困にあると麻生は言う。(*引用者:参考1) 楽観主義のテロリストなんていないのだ。
「結果が出るまで時間もかかるし、もちろんそれだけで丸く収まるなんて考えてないですよ。だけど、パレスチナの暮らしを豊かにすることが、最終的には中東問題の解決に繋がっていくと我々は信じているんです。それで、アメリカには説明をしといた方がいいだろうと思ったので、アメリカ政府の偉いのが来日したとき、この話をしたんです。そしたら目の色が変わって『いつからやるんだ』って聞くわけだ。『この3月には調査団が出る』『どこでやる?』『ジェリコでやる』『本当にジェリコでやるのか』と驚いた顔をするから、『やるよ』って答えたら『ファンタスティック!』って(笑)。『自分たちアメリカ人にはそんなこと絶対できない』と言うんだよね。おたくらが政治と軍事でやろうとしたことを、俺たちは経済でやるんだって言いました。ただ、こういうことができるのは俺たちが東洋人だからだと。アメリカとかイギリスとかフランスは、だいたいもうユダヤ人、パレスチナ人の両方から先入観を持たれている。俺たちはこの東洋人の顔でやるんだからと冗談交じりに言ったら、それはもう誰も笑わず、みんな頷いてたよ。アメリカにしてみれば、これがパレスチナの繁栄に繋がったらこんな上手い話はないと思っているはずですよ。誰も血を流さずに、しかも戦争なんかするよりはるかに安いコストで中東を安定させられるわけだから」

GOETHE 2007/8 徹底取材 麻生太郎 外務大臣という生活より一部引用
参考1:外務省/平成19年2月28日 わたしの考える中東政策


このお話を、とても生き生きと語られた講演動画です。とてもわかりやすい動画をありがとうございました。




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by floppy_smile | 2009-08-05 22:36 | 地方で