日韓首脳会談にて
2009年 06月 29日
2.北朝鮮問題
両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル開発は、北東アジア地域の安全保障上の重大な脅威であり、決して容認できないとの認識を共有するとともに、すべての国連加盟国が、安保理決議第1874号をしっかりと実施する必要があるとの認識で一致した。両首脳は、安保理決議の厳格な実施のため、日韓間で情報交換・協力を促進していくことで一致した。さらに、両首脳は、中国の役割が重要であるとの認識で一致するとともに、引き続き日韓米で緊密に連携していくことを改めて確認した。
また、両首脳は、現下の北朝鮮情勢をどう考えるか、突っ込んだ意見交換を行った。
更に、両首脳は、六者会合が核問題を始めとする北朝鮮をめぐる問題を取り扱う上で最も現実的で有効な枠組みであるとの認識を確認した上で、今後、北朝鮮との交渉を如何にしてとり進めるのが効果的か、意見交換を行った。この関連で、いわゆる五者会合の可能性について意見交換が行われ、六者会合の前進に資するのであれば、いずれかの時点で五者が集まり対応を協議することは有意義であろうとの認識で一致し、引き続き関係国と協議していくこととなった。
外務省/6月28日 日韓首脳会談(概要)
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