ナウル共和国のマーカス・スティーブン大統領と
2009年 05月 26日
ナウル共和国のマーカス・スティーブン大統領と麻生太郎総理大臣。(首相官邸HP)
1.二国間関係マーカス・スティーブン大統領は、バルセロナ、アトランタ、シドニーオリンピックに、
冒頭、麻生総理から、貴大統領は三回もオリンピックに参加されたと聞くが、自分は1回、同席している橋本外務副大臣は2回、二人合わせると貴大統領の3回と同じになると述べ、大統領としての初訪日を歓迎した。これに対し、スティーブン大統領は、ナウルのような小さな島国に対してまでこうして個別の会談の機会を設けていただいたことは光栄であり、ご配慮に感謝する旨述べた。
2.経済協力
麻生総理より、ナウルは、世界経済金融危機の深刻な影響を受けた国の一つであり、日本は2億円のノンプロ無償を提供するなど、可能な範囲で協力を行っている、この資金が効果的に活用されることを期待している旨述べたのに対し、スティーブン大統領は、日本のノンプロ無償に感謝しており、こうした援助が継続することを期待している旨述べた上で、港湾施設整備に関する協力要請がなされた。これに対し、麻生総理より、本件につてはアジア開発銀行(ADB)の調査を踏まえて検討させたい旨述べた。
外務省/5月22日 日・ナウル首脳会談 抜粋,強調引用者
重量あげの選手として出場されました。
ナウル~赤道直下に浮かぶ燐鉱石の島~
ナウルの燐鉱石採掘場
ナウルの経済は長年唯一の産業ともいうべき燐鉱石の採掘に支えられてきた。燐鉱石は、化成肥料等の工業原料として利用可能なリンを採取できる有用な鉱物資源である。火山隆起により出来たナウルに、長年珊瑚等の石灰質が溜まり、またグンカン鳥やカモメ等が落とした糞が堆積し化学変化を起こしできたといわれる燐鉱石は豪州、ニュージーランド等に輸出され、ナウルに大きな外貨収入をもたらしたが、その燐鉱石もほぼ枯渇状態にある。
外務省/島国こぼれ話
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