千賀子夫人
2009年 05月 05日
―麻生総理とのなれそめをお聞かせください。
ちょうど父が総理大臣の時でした。1年生・2年生議員の方を家にお呼びして食事をする親睦会をしばしば開いていました。その中に主人もおりました。父は岩手県出身なので、地元の海のものが豊富で、母や私の手作り料理で皆さんをもてなしていました。ある時、ナマコが出たんです。主人はナマコがまったく食べられない。母は「召し上がれ」「召し上がれ」ともてなすのですが、主人は苦手なナマコをそっと遠くに置くんです。すると母が「おいしいのにどうして召し上がらないの」って。それを3回ぐらい繰り返して。覚悟を決めて飲み込もうとした時に、私が「お嫌いなものをムリに勧めちゃ悪いわよ」って母に言ったらしいんです。それで主人は「おっ、天使が現れた」と思ったんだそうです。ですからナマコがきっかけです。
その後月に1回ペースで、秘書を通じてお誘いいただくようになりました。ある日、主人が家に送って参りました時、父に「まあ、こういうことになりましたので」と申しまして、父は父で「いやぁ、おめでとう。さあさあ、お酒」って。それで結婚が決まったような。ですから、私は主人から、いまだにプロポーズされていないんです。
新春インタビュー 麻生ちか子総理夫人 背中から伝わる夫と父の生き方 りぶる1月号
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