「桜の花咲く」という言葉が、いつも枕詞のように
2009年 04月 19日
4月18日、麻生総理主催の「桜を見る会」にて。(時事通信)
そのせいでポーランドなどでは、これは先日ポーランドの外務大臣からじかに聞いた話ですが、「日本」というと、「桜の花咲く」という言葉が、いつも枕詞のようにセットで出てくるのだそうです。日本とポーランドの外交がうまくいっているとしたら、日本文化に対する良いイメージが下地になり、支えてくれているのだと思っています。
ですからわれわれ、こういう素晴らしい伝統文化をこれからもどしどし広めていくつもりですが、お能や文楽、お茶、お花というアイテムに加え、たいへんアピール力のある新しい文化というものが、幸いなことに日本には備わっておりました。
それがアニメや音楽、ファッションといったポップカルチャーでして、これをいわゆる「売り込んでいく」ということに、外務省としてはいよいよ本腰を入れて参ります。
例えば「犬夜叉」という漫画、ご存知の方がおいででしょう。これにはポーランド語版というのがあります。
わたしも知らなかったのですがね。先日ポーランドの外務大臣が、わざわざ持ってきてくれ、わたしに下さったのです。日本の漫画、そのくらい普及していますよ、という話です。
そんな次第だということもあり、ポップカルチャーを上手に使えない文化外交などは、もはやその名に値しないとさえ言っていいのじゃないでしょうか。
外務省/平成18年4月28日文化外交の新発想―みなさんの力を求めています 抄
プレゼン用データより。
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